お客様制作の拭き漆と蒔絵のペン

日常

3月に、お客様から「ペンに自分で漆を塗りたいのですが…」といったお問い合わせがあり、対応させていただいた結果、こんな素敵なペンになりました。
*こちらのペンを塗られたお客様は本職ではなく趣味で漆芸教室に通っているそうです。
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左二本は拭き漆、右二本は蒔絵になります。


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拭き漆は傾向の違う栃の縮杢、どちらも杢が非常に綺麗に浮き出ています。
ちなみに手前は通常の拭き漆、奥は呂色上げとのこと。にしても磨きがいいのかテッカテカです♪
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こちらは鶴と亀の蒔絵
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そしてもう一本は、猫と椿
鶴亀は’’伊藤若冲の水墨画’、猫は’速見御舟の’山茶花(と猫)’を適当にアレンジしたものだそうです。
皆さんはどの塗りが好みでしょうか?
木地の杢を見せるのも良いですが、こういった蒔絵もまたいいですね~。
ちなみに私は猫好きということもあるのですが、猫と椿が余白のバランスもよくいいなぁと思いました。
なお当店のペンは金具の取付に専用の道具が必要になるため、お客様のところで組み上げられません。
そのため、今回のようにお客様のところで漆塗りをされる場合は以下の方法にて対応となります。
白木地仕上げの木部のみ一旦送る
  ↓
塗りが完成後当店に返送
  ↓
当店で組み上げて納品
(送料はお客様負担となります)
ペン軸のような細く丸い面に絵を書き磨くことは大変で骨の折れる作業になると思いますが、もしそういった趣味をお持ちの方で挑戦してみたいという方はお問い合わせ下さい。
注:当店は蒔絵は行っていませんので制作方法等はお答えいたしかねます。

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