初期型シャープペンシルの修理

日常

10年以上前に製作販売していた、初期型(旧型)シャープペンシルの修理がなぜか続けざまにありました。

修理に帰ってきた初期型シャープペンシル(神代欅)を分解した状態。
画像の通り、現行品と構造が大きく異なっており、木部前後のネジ経も異なるため、現行品との共用が出来ないものになっています。

破損した天冠
こちらの修理は天冠の破損でその他は経年による汚れくらいの状態だったのですが、長年の使用により金具自体かなりテカテカで傷もあったため、部品をすべて交換することに…

部品交換後の初期型シャープペンシル
(初期型シャープペンシルの金具はゴールドしか残っていないため、金具の交換はゴールドのみ交換対応が可能です。)

ちなみに、こちらのペン、神代欅なのですが木目が長年のご使用によってちょっとした浮造り状態(木目に沿って凸凹した状態)でかなり良い味でてました。

 

また、同時期にやってきた別の初期型シャープペンシルはシルバーがご希望だったため、内部のみ新しくし、シルバー金具は再利用にて対応しました。

シルバー金具再利用で修理した初期型シャープ

どちらのペンも長年ご愛用いただいていたものになり、無事に修理ができお客様のお手元に戻すことが出来てなによりでした。

初期型ボールペンはすでに部品の在庫が底をついてしまっているため対応できない状態ですが、シャープペンシルはゴールド金具のみ部品があり修理対応可能です。
*初期型ボールペンの故障の場合でも、シャープペンシルへの部品の交換は可能です。

追記:
初期型の修理対応は終了いたしまいた。

現行のシャープペンシルの修理は下記ページをご確認ください。

木のシャープペンシルの修理について
シャープペンシルの調子が悪いので修理して欲しいと言う問い合わせを時々頂くのですが、芯づまり等お客様のお手元で比較的改善が可能なものがあります。 また、芯づまり以外の不具合でも原因がわかるとその後の対処がスムーズになりますので、様々な対応方法

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