富山県高岡市にある『モメンタムファクトリー・Orii』さんの所へ、スタッフの研修と子供の体験を兼ねて行ってきました。
まずは会社の歴史や銅着色の技法などを折井社長から説明していただきました。
そして、工場に移って、実際に銅板を着色する制作体験へ
手前の銅板を着色していきます。
銅着色体験1・糠焼き
米糠にいくつかの薬品を混ぜたものを銅板に塗り焼き上げることで、独特の斑紋模様を出す技法。
説明を受けてから、手袋をして銅板にペタペタと糠を塗っていきます。
糠は結構な匂いでしたが、昔から日本にある身近なものを組み合わせたものを使うこの感覚は、伝統工芸あるあるですね。
糠を塗った銅板
ムラがあった方が面白い模様になるのだとか。
糠を塗った銅板をバーナーで焼いているところ
銅板を焼く時間は焼色を見て判断しているのだと思いますが、このあたりは日頃からの作業で目が慣れているんでしょうね。
焼けたら水に入れて冷却
作業工程的に水に入れた瞬間のジュって音と、煤けた状態から銅の色味が戻る感じが良い。
この場所、自然光の当たり方も綺麗で、写真を何枚も撮ってしまいました。
冷却が終わったら、こびりついていた糠を磨きとっていきます。
磨き落としたほうが良い部分をレクチャーする折井社長
ということで糠焼き工程が完了。次回はガス青銅色へ…
コメント