2025・6月の銘木市

木の紹介

6月は年3回の特別市(岐阜銘青会特別市)のため、出品点数がいつもより多い♪

今回は黒柿の原木も出ていました。暑い時期に屋外なので心配ですが、賞を取っているのはさすがの墨模様でした。
ただ、ペン用に考える更に細かくないと厳しいんですよね。

カーリー・ウォールナット
市場内にいくつか縮杢の出た大判が並んでいました。きれいだけどちょっと杢が荒いかな。
というか、何年か前に仕入れたのがあるので、そろそろ使わないと…

スポルテッド・トチ
画像では分かりづらいですが、結構面白い模様が出ていました。腐り掛けがオイシイを地で行く材なので、見極めが肝心。
ただ、以前仕入れたものを先日工場で大量に切ったばかりで、今回はスルー。

トンネルケヤキ
芯が完全に抜けており空洞化しているケヤキ。ただ、表面に玉杢や縮みが出ていたので、切れば結構いい杢は出そうでした。
ただ、このままの状態でなにかに使えたらもっと面白いかもしれませんね。

銘青会ブースのクラローウォルナット瘤
なかなかいい杢のものをありました。それにしても毎年銘青会ブースにはクラロが多いですね。

黒柿の製品(板)コーナー
水中でアク抜き後、製材したての生材なので特有の匂いと湿度の高さ、更に暑さも重なり表面にカビが沢山出てしまっていました。もちろん削れば問題ないですが、この時期は仕方ないですね。
杢はほどほどでペン向きではない感じでしたが、それでもこれだけ揃っていることはすごいことです。

ブビンガの杢板
いっけん普通の材に見えたのですが、よく見てみると全体的に木目が細かく波打っていました。
ブビンガの杢はいくつか持っていますが、これだけ細かいのは珍しい。

楓杢
ここ数ヶ月、楓やメープルの杢物がたくさん出ていましたが、これで最後かな?
白くて立体感のある杢がキラキラしていて好きなんですよね。

タモの縮杢
力強い縮杢が入っていました。長期保管剤なのか表面が少し黒かったんですが、少し削れば白い肌が出そうです。

グラフデット・クラロウォルナット
接ぎ木部分の木目の変化が面白いグラフデット材。より良いクルミの実を摂るために人が手を入れた痕跡がしっかりと出ています。
クラロはこの挿し木による拒否反応で、瘤や不思議な杢が出やすくなっています。
結構前に一枚仕入れたんですが、グラフデット部分は全体のごく一部なので、切るのがもったいなくてそのままになっています。

エボニー(ムンエボニー?)
今回の市場の至る所に並んでいました。黒柿のような墨模様が入っていて面白いのですが、どうしても模様が荒いんですよね。
あと、こちらも水揚げしたばかりなのかカビが結構出ていました…

特別市ということで、全体的にいつもよりいろいろな材が出ていたので、見て歩くだけで眼福でした♪
ただし、当店で使えるかは別なのでそこはシビアに見極めて…

コメント

タイトルとURLをコピーしました