先日、知人の材木屋さんがペンを修理に持って来られたのですが、毎日のように使っている方で、かなり経年変化していたので、写真を撮らせてもらいました。
タモの波杢とトチの縮杢
タモの波杢の新品との比較
タモは導管が太いため、使い込まれると木目(冬目)が黒くなりやすく、結果的に木目がはっきりしてくるのがよくわかりますね♪
また、全体的に飴色になり、漆を塗った様な色味がなんとも言えない重厚感が出ていていい感じ!
トチの縮杢の新品との比較
元の白い絹肌のトチからは想像もつかない程、黒光りする別物になっていましたw
ここまで黒く光沢も出てくると重厚感が違いますね♪
元々の白く軽やかなトチが女性っぽいなら、これだけ黒くなったトチは燻銀の似合う男性ってかんじです。
普段から材木を触っているごつい手でのエイジングということで、使い手の色を色濃く反映した、男らしく職人気質なペンへ経年変化したような感じでした。
コメント
質問です。自分が持っている栃のシャープペンは山吹色っぽく経年変化していて、黒っぽくなる気配がないんですけど、栃によって変化は違ってくるんでしょうか?(使い始めて2ヶ月半ほど)
どの樹種であっても、使い方や環境、材の傾向によって色の変化傾向は変わります。
飴色から黒色まで、千差万別です。