2019年全国銘木展示大会

木の紹介

全国銘木展示大会(以下:全銘展)が開催されたので、見に行ってきました。

なんだかんだ毎年この時期に沢山の超銘木が見られる記念市。モクモクワンダーランドをご紹介♪

いつもの黒柿の原木コーナーは孔雀杢が出ている原木が沢山。
とても手が出ない価格で競りが行われるので見るだけですが、模様の細かさ等の条件を当店で使うにはどれが良いか加味し、脳内シュミレーション。
いや、見るだけなんですけどね…

倉庫入り口は巨大な欅の一枚板がお出迎え。
農林水産大臣賞の欅で、傷がなく杢も出ている超優良材です。

ポプラの瘤
近年傷のない材よりこういった癖の強いのが人気ありますね。ただ乾燥と供に干割れや狂いが結構出そうなので分かってる業者さんじゃないと持て余しちゃうんだろうな…

台湾桧コーナー
先日焼けてしまった首里城にも使われていたことで少し話題になりましたが、台湾では伐採が禁止され、流通量が少なく価格も跳ね上がっているんだとか。

黒柿の製品コーナー
流水でアク抜きし水揚げ直後に製材した状態のため、このコーナーは独特の匂いがします。
原木に比べて中の状態がしっかり見られるのが良いのですが、原木より高額になります。
それでも原木買いよりずっと状態をよく見られるので安心は安心なんですよね。

8mの木曽檜
とにかくまっすぐ、とにかくでかい、とにかく傷がない。木曽を代表する銘木の特級品。
こういった材がまだ出てくることに驚き♪

クスの瘤
当店にも同じような材がいくらかありますが、こちらはそれの塊。
チョコレート色できれいなコブ模様、匂いも優しい良材で、知り合いの業者さんが絶対にウチで仕入れると惚れ込んでいましたw
ちなみに以前紹介したクスの瘤とは色も匂いも違いますがどちらも台湾産。

屋久杉
屋久島での定例市はもう行われていないため、流通するのは以前の材が殆どで、結構傷が入ったりしていることが多いのですが、この材は傷もない本当にきれいな屋久杉でした。
にしても『世界遺産条約記念』という古いシールが張ってあったんで、少なくとも1990年代にはこの状態だったものと思われます。

屋久杉泡瘤
珍しい屋久杉の瘤杢。これだけ大きい塊はそうはないですね。
これだけ大きいと当店では持て余してしまうので、何に使うわけでもないですが欠片でも欲しいところですね。そもそも、とても買える値段ではなかったと思われるので見るだけでしたが…

定番の栃杢

まだまだ紹介してない銘木が沢山ありますが、きりがないのでこの辺で。
一年で一回、日本で一番大きな木材のお祭り。あるとこにはある銘木の数々に圧倒された一日でした。

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