北米産のハードメイプル(楓)の杢を仕入れました。
市場の下見に行った親父が『この杢は見たことない』と仕入れたもので、届くまでどんな杢かわからなかったのですが、届いてみてビックリ。
全面にびっちり杢が出ている幅1mx長さ2.5mの大判でした。
(中央は芯が通っていて使えそうになかったんで、すぐ真っ二つに縦割りして、養生中のため全体の写真を撮り忘れました。)
楓(メイプル)系はその有用性から、建築、家具、楽器や小物まで様々な用途に使われており、特に楽器や工芸品で杢物が重宝されることもあり、杢の名前も細かく分けられています。
が、今回仕入れたのはカーリーの系統だと思うんですが、かなり不均一な杢の入り方と縮み杢とは違う縦方向の杢(キルテッド系?)や葉節杢が混ざっており、何杢と言っていいのか判断に困る個性的な表情をしています。
まぁ、こういう時は杢の種類は限定せずに『杢』としか言わないのですが、板全体から出る圧倒的な存在感は堪らないですね。
もちろん面で使えれば一番なんですが、細かく杢が出ているので、ペンにしてもそれとわかる表情が楽しめそうです。
まずはしっかり乾かしてから、使ってみようかと思います。
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