発色のイマイチなパープルハートのその後

木のボールペン木の紹介

前回の続き
元の材の表面はそれなりに良い発色だったのに、切ってみたらなんだか茶色くてイマイチな色味だったパープルハートの材。

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右が発色の良いパープルハートで、左が発色がイマイチなパープルハート

経験上、太陽の光で日焼けさせれば色が良くなるのではと思い、数日窓際に置いて変化を観察してみたところ…

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しばらく陰干ししたパープルハート
左は無塗装品、右はオイル塗装品

良い感じに日焼け?したことで、紫芋のような綺麗な紫色になりました〜♪
パープルハートは外気に触れると紫の色が濃くなると言われているのですが、まさかあんな微妙な色だったものが数日でこんなに綺麗な発色になるとは!
知識としてはあったのですが、実際に写真を撮って確認できるようにしてまじまじ観察したことで、短時間で驚くほど変化することがわかり、とてもびっくりしました。

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左が初期状態で右が日焼け後

ちなみに、一本だけまだしばらく窓際において観察しているのですが、初期の茶色っぽい状態から、発色の良い紫色になるまでが急速な変化だったのに対し、それ以降はあまり変化がないように感じます。
どういう理屈で紫が濃くなったのかよくはわかりませんが、UVチェッカーなんかは紫外線に反応して紫色になる物が多いですし、紫芋のようにアントシアニンが豊富に含まれているため、紫外線に反応して変化したんじゃないかな?なんて思います。
ということで、綺麗な紫色の発色が特徴のパープルハートのペン、使い込んでもっと濃い色にしたいと思われた方はぜひご注文ください♪
パープルハートのペンのページ>>

追記:
本文内にも記載の通り、陰干しとなります。
日当たりの良い場所においた場合、高温と乾燥により割れる場合があります。
また、当店にて販売の場合、事前に行っている場合がありますし、濃くなってしまったものを干しても変化する可能性は低いです。

コメント

  1. H より:

    木によって性質が異なっていて面白いですね

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