傷じゃないんです・木のペンのノック側に付いている筋

木のボールペン

当店のペン、木部のノック部の方のよく見て頂くと一本、筋が入っていると思います。

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木部についてる筋

この筋が気になったお客様から、
傷なの?
とか、
作業段階で何かでついてしまう跡なの?
とか、
出来れば筋のないペンが出来ませんか?
と、ご意見を頂くのですが、この筋、もちろん傷ではないのですが、作業でついてしまう跡と言うわけではありません…

実はこれ、ペンの前後が分かるようにつけているマーキングなんです。

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イチイにペンの筋

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キングウッドのペンの筋

当店の木のペンの木部、真ん中が膨らんでいて左右対称に細くなっているように見えますが、実はほんのちょっとだけペン先側が一番膨らむように製作しているんです。
このペン先側が太い形状、加工時には計りながら制作するためどっちがペン先かノック側かわかりますが、正直良く見てもあんまり分からないくらい微妙な膨らみで、仕上がった材を箱に閉まい、後日組み立てる時にはもうわからなくなってしまうんですよね…

また、制作時に見せたい木目の向きを判断しており、その方向がわかるようにという意味もあります。

そんなわけで、加工時にノック側はこっちですよ〜という目印として筋を入れているんです。

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殆どわからないようなペンの前後ですが、当店のこだわりでもあり、その結果加工時につけている筋のためほぼ仕様であり傷ではありません。

お客様の中には気になる方もおられるかと思いますがご了承下さい。

*材の特性上、スタビライズドウッド、侘寂は筋を付けていません。

余談:
ちなみに、たまにつけ忘れてしまうことがあり、そういった場合は前後を確認してから組むようにしています(^_^;)

コメント

  1. araki より:

    家のにも言われてみれば付いていました。言われなければ気がつきませんでした。

  2. kazu より:

    arakiさん
    言われなければ気づかない方もいますが、気になる方は気になるみたいなんですよ…

  3. 匿名 より:

    先の方を少し太くしておくことで、重心が下がって書きやすくなるんですよね?

  4. kazu より:

    そういった効果もあればいいのですが、ウェイトバランスはほとんど金具の重さで決まってしまっているため、重心をペン先よりにすることよりも、握る場所を少しだけ太くさせて握りやすくさせる効果を狙っています。
    とても微妙な差なのでほとんどわからないかもしれませんが…

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