合成?戦前のホンジュラスマホガニーの資料

木のボールペン木の紹介

一月ほど前に取引のある材木屋さんが見学に来られた際に、よく分からない材を診てもらった所、ホンジュラスマホガニーの杢と教えていただいた材がありました。

その時、材木屋さん目をキラキラさせてとても楽しそうに話していたのですが、なんでもこの手のマホガニーの巨大な原木を釣り上げている写真?絵?が資料にあるので今度画像を送ります!と話されていて送られてきたのがこちら↓

The Mahogany Book By George N.Lamb
MAHOGANY ASSOCIATION,INC 刊 1948

なんでも戦前に米マホガニーアソシエイションが発行していた冊子だそうです。
そんな団体があったことにも驚きですが、この写真合成感が半端ない。
あきらかに木だけ解像度が違っていて、背景と木で光源も違います。更に人も後から切り抜いた物をのせた感じにみえるのですが…?
あと、あんな小さな爪でこんな巨大な木は釣り上げたら、木の重みで爪が折れるか木をえぐってしまいます。
まぁツッコミどころ満載ですが、戦前の古い資料が見られて大変面白かったです。

ちなみに、当店にあったホンジュラスマホガニーの杢の表面はこんな感じ↓

当店のホンジュラスマホガニーの表面(外皮側)

よく見比べると、表面の凹凸の向きが文献は横、当店のは縦に入っていて杢が違うのがわかります。

材木屋さん曰く、文献の物はキルト調のフィギャード材で、当店のものはプラムプディング杢なんだそうです。
この杢は板目面に出るので、柾目板の当店の材ではいまいちわかりにくい状態ですが側面(外皮側)を削ったらいい杢が出るんでしょう…正直ペンには向かない杢なので、それ以外の何かを作る時に使いたいと思います。

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