今回の修理は、梅のペン。
実は複数本まとめての修理で、状態確認後に持ち主の方とそれぞれの症状と対応をお話したのですが、その中でもこちらの梅のペンは割れと多数の擦り傷や凹み傷の重症だったため、詳しく伺ったところ、胸ポケットに差していたものが落ちてしまい、車に轢かれちゃったかもしれないのだとか…
割れ部分
凹み傷
流石に車に轢かれていたと言うのは驚きましたが、それ以上にまだ修理出来る範囲内の破損ですんでいることに驚きました。
ノックのパーツがなくなっていたので、轢かれたというより撥ねられたのかもしれません。
まぁとにかく、直せるのであれば直してほしいとのことだったので、可能な範囲で修理させていただきました。
分解し割れ部分を埋め、磨き直し後に新しい金具を取り付けて完了
流石に凹み傷までは直せませんでしたが、割れは埋めましたし、磨いた後にオイルも塗布したので実用として問題ない状態にすることは出来ました。
せっかく良い感じに経年変化もしていましたし、これからもお仕事にガシガシ使い込んで頂ければ幸いです。
コメント
綺麗な飴色に変化していますね〜
質問ですがここから更に使い込んだら梅干し色に変化ってするのですか?(僕の梅のシャーペンもこの記事のペンと同じ様な色に変化しているので)
梅さん
梅は更に濃くなるかと思います。梅干し色のペンは店頭での試筆のみ10年であそこまで変わりましたから…