白アズサと黒アズサ

木のボールペン木の紹介

名前に使われる木の名前と言うのは色々とありますが、つい先日アズサさんからアズサの木のペンのご注文をいただきました。

それも偶然にお二方からいただき、片方はなるべく色が濃い目でとのことでしたので、色味の異なる2種類を製作♪

2種類のアズサの木のペン

 

白アズサ

黒アズサ

同じ樹種でも大きく色味が異なることはよくありますが、こうやって並べてよく見ると面白いもんですね。
木目は通常品のミネバリと近種のためよく似た感じですが、硬さが異なり桜のようにサクサク削れます。

アズサは水を打った桜によく似ていることから『ミズメザクラ』や『ミズメ』と言う通称で木工業界ではよく呼ばれており、加工性と材料安定性の良さ、木目による凹凸が出にくいことから漆製品(木目が見えない本塗り)の木地に多用されています。
(アズサ・ミズメザクラのことを『ズミ』と呼ぶ漆器の産地もあります。)

漆器製品に多用されていることもあり、実は日本の伝統工芸を支える木材の一つで、皆さんが普段使うお椀に使われているなんて事も…

名字や人名に使われる木の名前と言うと、アズサ以外にもウメ、サクラ、カエデ、ケヤキ、クルミ、アンズ、カリン、スギ、マツ、カツラ等々色々ありますので、木の名前にご縁のある方は同じ名前の木のペンを使うのも面白いかもしれませんね!

通常品以外の樹種でもアズサのように対応可能な樹種がありますので、お気軽にお問い合わせください♪

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