2019・2月の銘木市

木の紹介

今月も銘木市を見に岐阜へ。
ざっと見たところ、ケヤキがいつも以上に多い感じ。杢物はそれほど多くはなかったのですが、それでも面白いものがあったのでいくつかご紹介。

ケヤキのリボン杢
鉋がけの際、非常に面倒な交差木理の一種ですがキラキラと出る不思議な杢です。

タモの玉杢(波杢)
杢も然ることながら、耳のボコボコした肌と合わせて存在感があり、このまま飾っておきたくなるような厚板でした。

クラロウォルナットの杢板大判
ちょうど幹が二股になっているところの周りで、中央より下は内側に向かって縮杢、上は外側に向かってクロッチ(サバ杢)。
杢のできていく過程が成長の過程と重ねて想像でき、力強い杢のため、もしテーブルにしたら眺めてるだけで一日終わりそうです。

南天
基本的にあまり太くならない木なのでこれでも大きい方なんだとか。
桐箱にいれられていましたがいったいいくらになるのやら…

珍しくチークがまとまって出ていました。
ちなみに当店にはミャンマーさんとインドネシア産がありますが、これはどっちのかまではわかりませんでした。

屋久杉の油杢
杢物といえば杢物ですが、かなり傷や入り皮がありちょっと手が出ない感じ。
これでもうちょっと傷がなかったらと考えてしまいますが、もし傷が少ないのが出てきた場合値段はもうちょっとでは済まないものになるんだと思います…

黒柿の原木
縞々が均等になっていてなんとも優等生といった感じの黒柿です。
ペンにするには模様が少し荒いですが、指物に使うなら最高の材になると思われます。

今月の銘木賞に選ばれた黒柿。
賞をとるだけあって細かく複雑な緑色の孔雀杢です。すごく綺麗ですがその分値段も恐ろしいことになるでしょう。
緑孔雀杢綺麗なんですけど、オイルつけるとほぼ見えなくなってしまうのが難点なんですよね…

原木の荷降ろし作業に遭遇
トラック便で大事に運ばれてきた長大な原木。万が一落としたら大事故ですが、なれた手付きでサクサク運んでいました。

ということで、以外に振り返ってみるとケヤキ以外にもいろいろとあった銘木市でした。
時期的に原木の伐採シーズン中なので、3月4月はまた面白いものが出てくるかもしれません♪

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