木工機械を扱う際の必需品

物作り

先日はテレビ番組(沼にハマってきいてみた)をご視聴いただきありがとうございました。

好きすぎて自分で作り始める…当店が物作りの楽しさ、難しさを知る切っ掛けになってくれたのなら何よりです。

ただ、物作りには手道具、機械等様々な刃物や道具を使います。
何かを作りたいと行動されることは非常に嬉しいことではありますが、そういった道具類は使い方を誤ると取り返しのつかない大怪我します。

学校や工作教室等であれば、必ず講師の方から説明があると思いますし、備品として用意があるとは思いますが、木材加工につきものの木片、粉塵、騒音の最低限の対策を紹介しておきます。

 

保護メガネ:
材料又は刃物が高速回転しており、加工方法によっては木片が顔まで勢いよく飛んできます。
目に入って痛い程度〜失明する場合まであるので、基本的に保護メガネが必須です。

マスク:
機械加工や研磨作業は確実に木の粉塵が出ます。集塵装置等の対策がない場合は、マスクが必須です。(防じんマスクが必要な場合もあり)
対策を行わずに作業を続けると呼吸器系の不調に苦しむことになります。

耳栓:
加工機械は基本的に騒音が出ます。小さい機械であればそれほど問題になりませんが、横で大きな機械が動いていることもあります。将来難聴になりたくない方は、耳栓必須です。

上記三点が基本装備です。

逆に付けてはいけないものもあります。

手袋:
刃物が高速回転している機械を手袋をして扱うのは非常に危険ですので絶対に素手で作業しましょう。手袋の繊維が刃物に引っかかり巻き込まれた場合、手を失う場合があります。
小型のドリルであっても巻き込まれれば手が複雑骨折することもありますし、大型機械の場合全身巻き込まれて死亡事故になることもあります。

繰り返しますが、木工機械を扱う際に手袋は最も危険なため、絶対に付けてはいけません。

服装:
動きやすい服装であれば問題ないですが、シャツの袖が緩かったり、ひらひらしているもの、前掛けと行ったものは機械に巻き込まれる危険性があります。まぁ要するに緩めのダラダラした服装は危険ということです。

髪:
髪が長いと機械に巻き込まれることもあるので、一つに束ねておきましょう。また、前髪が長い場合は帽子等で押さえておくと作業がしやすいです。

なお、テレビの収録時は加工対象が柔らかい屋久杉で木片の飛散が小さかったことと、小型木工旋盤で大きな音が出ないため、保護メガネ、耳栓を付けておりませんでした。
後から付けておけばよかったと反省しまして、今回このような記事を書きました。

ということで、安全対策をしっかり行って、物作りを楽しんでいただければと思います。

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