マーブルウッドの正体が判明

木のボールペン木の紹介

独特の複雑に入り組んだ瘤模様と光沢のある色味が人気のマーブルウッド。
長いこと樹種があまりよくわかっていなかったのですが、材木関係の方がいらっしゃった際にやっと本当の名前が分かりました!

マーブルウッドのペン

材木関係の方のお連れさんの中国の方(材木関係)がマーブルウッドを見て『これは黄金樟じゃないか?』と話をされ、確認のためにその場で樹種を色々と調べていただき、黄金樟で間違いないと確認がとれました。(黄金“楠”ではなく黄金“樟”)

ちなみにその方の話では、黄金樟は中国で非常に人気がある高級木材なのだとか。

残念ながらその時、私はお店にいなかったので、後から嫁ちゃんや妹に聞いた話なのですが、なんだかすごい木材なのだということがわかりました。

黄金樟とは

名前が分かり、何やらすごい材だったことがわかってきましたがいかんせん情報が無いため、Google先生にお伺いしてみたところ、中国語の情報がでるわでるわ…

『黄金樟』を画像検索した結果

Baidu百科(中国版ウィキペディア)に黄金樟の項があったので、読んでみたところ(中国語だったので翻訳サイトを経由)、ミャンマー産の木材で予想通りクスノキ科の樹木で、東南アジア、熱帯雨林地帯に生育する樹種でした。

以下、『簡単な紹介』の部分の直訳をざっくり補完した内容
成長が遅く使えるようになるまでに少なくとも50年かかり、硬度があり、摩耗しにくく、油分と鉄分を含んでいるため湿気を防ぎ腐食にも耐え、加工面は時間の経過(酸化?)によって表面が金色に変化していきます。
これらの優良な特性があるため、黄金樟は第一級の高級木材で、ミャンマーの三大国宝(玉、黄金樟、チーク材)に数えられます。

ヨーロッパではミャンマーの黄金樟は最も豪華な遊覧船や住宅に用いられ、タイタニックの甲板(部分的に)や大聖堂、古い建物にも黄金樟が使われています。
また、中国のHSBC、税関のビル、和平飯店などではほとんどの柱や手すり、床板に黄金樟が使われています。
ミャンマーの黄金樟は日に日に資源が減っています。

…直訳を想像で変換しているので間違っているところもあるかもしれませんが、大体こんな感じの内容でした。

この他にも色々と情報が書かれていたのですが、直訳を補完するのは大変なのでこの辺で。
興味のある方は下のリンクからアクセスしてみてください。

Baidu百科:黄金樟

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当店のマーブルウッド材(黄金樟?)の一部

なお、マーブルウッドと言う名前自体は俗称であり、話によると東南アジアの辺りで瘤のでている材全般をマーブルウッドと呼んでいる場合もあるので、全て黄金樟なのかはわかりません。ご注意下さい。

コメント

  1. sg より:

    勉強になります
    奥が深くいいですねぇ〜

    • kazu より:

      sgさん
      知れば知るほど奥が深く、普段から様々な木に触っていても知らなかったことや新しい発見があります。

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