工場の防寒対策で作業場の天井に板を貼る作業をするため、屋根裏倉庫の材料の移動をしたところ、思わぬ掘り出し物が出てきました。
いつからあったのか全くわからない和製バックアイバール(栃の瘤)が3枚
アップでドーン
栃の瘤は杢は面白いのですが、固さにムラがあり柔らかいのが難点の材。
ところが海外ではバックアイバールと言えばスタビライズドウッド、スタビライズドウッドと言えばバックアイバールと言われるほど?相性がよい材で、ググると高確率でスタビライズされたギタートップが出てきます。
そして、偶然にも今年のスタビライズド処理作業を行っている最中だったので、早速製材して使ってみました♪
洋物のバックアイに比べると硬いこともありしっかり色が入らない部分もありましたが、比較的安定してスタビライズド処理ができ、出来は上々です。
*スタビライズドウッドは個体差が非常に大きいため店頭でのみ販売です。
バックアイはトチ(ホースチェスナッツ)の仲間でその実がバック(Buck=オス鹿)のアイ(Eye=眼)に似ているからこう呼ばれているそうですが、ペンに挽いてみると、瘤の粒も鹿の目に見えるような気がします。
工場の屋根裏倉庫には30年以上 ほったらかし 眠っている材がまだまだあり、積もり積もった粉塵と戦いながら丁寧に確認していけばまた何か出てきそうです。
多分必要に駆られないとやらないけど…
コメント
めっちゃ綺麗!!
ありがとうございます。