世界爺雌杉の瘤ふたたび

木のボールペン木の紹介

今月の市場に珍しい瘤が出ていたので、良さげなものを仕入れました。

和名:世界爺雄杉(セコイアオスギ)
産地はアメリカ合衆国西海岸にあるシエラネヴァダ山脈西斜面の高地で、現地では「ジャイアント・セコイア」と呼ばれているヒノキやスギの亜種になります。樹高は平均80m以上(100mを超えるものもあるそうです)、樹齢は1000年以上と言う超弩級の大径木で、文字通り生きている樹で最大体積の樹木になります。

2024年1月訂正
この手の材に詳しい木材商の方がいらっしゃった際にジャイアントセコイア(セコイアオスギ)ではなく、近縁種のレッドウッド(セコイアメスギ)だと教えていただきました。
ちなみにシャイアントセコイアは世界最大(体積)の樹木であるのに対し、レッドウッドは現生生物の中では地球上で最も背が高い樹木と言われています。
また、どちらの樹種もコブはあるのですが、ジャイアントセコイアの方はスポンジ状でとても使えないそうです。

 

前回仕入れたのは2014年の12月だったので、約9年ぶりの仕入れ。
材の状態的に、最近入ってきたというより、昔輸入したものを出したような感じで、すでに結構乾いていました。

粗めの瘤模様の材
9枚まとめての仕入れで、どれもセコイアの瘤なんですが、板によって個性が結構バラバラ。

細かい瘤模様の材
こちらは定規を当てて、ペン一本分の長さでの杢の密度がわかるようにしてみました。
同じ材でも位置によってそれぞれ杢の密度が違うのがよくわかるかと思います。

針葉樹なのでそれほど硬さはありませんが、その分手に持った時の柔らかさが手に吸い付く感じで心地良く、他の瘤材とはまた違った感触を楽しめます。

ちなみに2015年に制作して写真を撮ったのもはこんな感じ

9年前に仕入れたものがもったいなくて、ちょっとずつしか使っていなかったんですが、今回ストックが増えたので、制作数を増やしていこうと思います♪

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