昨年末に仕入れた材、2つ目の紹介。
漢字では『世界爺雌杉』と書き『セコイアメスギ』と読む、現存する最も巨大な樹木の1つに数えられる木になり、しかも今回仕入れたのはその木の瘤(板)になります。
世界爺雄杉の瘤
産地はアメリカ合衆国西海岸にあるシエラネヴァダ山脈西斜面の高地で、現地では「ジャイアント・セコイア」と呼ばれているヒノキやスギの亜種になり、樹高は平均80m以上(100mを超えるものもあるそうです)、樹齢は1000年以上と言う超弩級の大径木で、文字通り生きている樹で最大の樹木になります。
テレビでこの木が紹介されるときは、倒れた木の横腹を繰り抜いて車が通っている映像がよく流れるため、見たことがある方も多いのではないでしょうか…
2024年1月訂正
この手の材に詳しい木材商の方がいらっしゃった際にジャイアントセコイア(セコイアオスギ)ではなく、近縁種のレッドウッド(セコイアメスギ)だと教えていただきました。
ちなみにシャイアントセコイアは世界最大(体積)の樹木であるのに対し、レッドウッドは現生生物の中では地球上で最も背が高い樹木(ギネス認定)と言われています。
また、どちらの樹種もコブはあるのですが、ジャイアントセコイアの方はスポンジ状でとても使えないそうです。
ということで、そんな超弩級の巨木の珍しい瘤が運よく手に入ったので、その杢をちょっとアップで↓
瘤らしくかなり複雑な杢が出ていますが、なにせセコイア、瘤自体もかなり大きく60cmx50cmの板の中でも場所によって杢の出方が異なり面白いです。
また、針葉樹のため少し匂いがあり、柔らかく軽いです。
世界最大級の樹木の瘤、中々お目にかかることのない木材ですので、削るのが今から楽しみです♪
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