世界爺雄杉の瘤

昨年末に仕入れた材、2つ目の紹介。
漢字では『世界爺雄杉』と書き『セコイアオスギ』と読む、現存する最も巨大な樹木の1つに数えられる木になり、しかも今回仕入れたのはその木の瘤(板)になります。

世界爺雄杉の瘤

産地はアメリカ合衆国西海岸にあるシエラネヴァダ山脈西斜面の高地で、現地では「ジャイアント・セコイア」と呼ばれているヒノキやスギの亜種になり、樹高は平均80m以上(100mを超えるものもあるそうです)、樹齢は1000年以上と言う超弩級の大径木で、文字通り生きている樹で最大の樹木になります。
テレビでこの木が紹介されるときは、倒れた木の横腹を繰り抜いて車が通っている映像がよく流れるため、見たことがある方も多いのではないでしょうか…

ということで、そんな超弩級の巨木の珍しい瘤が運よく手に入ったので、その杢をちょっとアップで↓


瘤らしくかなり複雑な杢が出ていますが、なにせジャイアントセコイア、瘤自体もかなり大きく60cmx50cmの板の中でも場所によって杢の出方が異なり面白いです。
また、針葉樹のため少し匂いがあり、柔らかく軽いです。

世界最大級の樹木、ジャイアントセコイアの瘤、中々お目にかかることのない木材ですので、削るのが今から楽しみです♪