イロイロヤバいハワイアンコア

ハワイアンコアを最近いくつか仕入れたのですが、その中でもイロイロな意味でヤバい材のご紹介。
何がヤバいってまずは画像から…

深い縮みがみっちり入ったマスターグレードのハワイアンコアカーリー。
いくつか虫食い穴が気になりますが、杢自体は最上級品♪
に、見えますが、反対側は↓

荒々しい肌目でもわかる縮杢の強さ。これはこれで良いのではと思ってしまうところですが、朽ちてます。ボコボコしているのでわかりにくいですが虫穴もいくつか…
さらに木口を確認すると↓

蝋でコーティングされていますが、7割くらい朽ちてる感じで虫も入ってそうなので残っているところもかなり怪しい。というか、ほぼ使えないかもしれない状態。

そうは言っても使えるところがあるのではないかと、一縷の望みを込め製材スタート。

とりあえずきれいな部分にプレナをかけたところ、杢がはっきりわかるようになりました。
杢だけは本当に素晴らしいんだけどね。

板挽きを進めていくと、2枚目から朽ちてスポンジ状の部分が出てきて、虫食いもより盛大に。

穴だらけの状態の部分
写真には写っていませんが、ハワイからやってきた犯人ともご対面。
他の材と分けて運搬してよかった…

製材した結果、そのまま使えそうな部分は2割あるかないか、朽ちてるけどスタビライズして使えそうな部分が3割（ここは色目をよく確認して後で使うか判断）。

状態が状態なので使えたらラッキーくらいのつもりでいたので、使えるところがあってよかったし、いいネタになりました。

ただ、これ売る方も買う方も状態を予想できているから笑えますが、表面の杢の凄みだけで売り手が高値をつけ、素人が手を出したら大変なことになる危険な材でしたね…

と言うことで、ヤバい杢が出た、状態もイロイロヤバい、ハワイアンコアでした。