木曽桧笠の製作実演

日常

妻籠宿で製作実演をしているのは当店だけではなく、他にも色いろあるのですが、その中から木曽蘭桧笠(きそあららぎひのきがさ)の製作実演をご紹介。
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木曽蘭桧笠は長野県の伝統的工芸品で、木曽桧の薄板を編みこんで作った、昔から畑仕事や釣り師が使った円錐型の帽子で、天気が良い日は通気性がよく、雨が降ると木が膨張して隙間がなくなり雨水を通さない優れもの。軽く、丈夫、そしてなにより桧の匂いが心地いいんです。
*時代劇によく出てくる笠で、笠地蔵の笠も同じ形です。
妻籠宿で製作実演しているのは、この道70余年、81歳にして現役の職人です!

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慣れた手つきで、手早く編んでいく姿はとても81歳とは思えないのですが、その手つきもさることながら常に材の状態を確認しつつ、一つ一つ微妙な違いを手で感じ取って作っているそうです。
最近ではおみやげ用にミニサイズも作っていて、妻籠で実演をしていると時々、ペットのワンコにかぶせている風景を良く見かけます♪
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これから夏に向けてどんどん暑くなっていきますので、木曽蘭桧笠もいいかもしれませんね♪

コメント

  1. ウッドバグース藤枝 より:

    先日テレビ(BS)で観たときも、この傘のことやってました。
    夏涼しく、冬暖かく、雨にも強く、いい香り。
    いろいろな素材の傘が昨今登場してますが、
    この木曽蘭桧笠以上のものは、まず出てこないでしょう。

  2. kazu より:

    藤枝さん
    木曽情報に詳しいじゃないですか~♪
    ちなみに同じようなものが外国からも入ってきているのですが柔軟性と強度がずっと良いそうです。

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