木のスピーカーBOX制作

日常

今週末から行われるタカタンゴ展に合わせて、スピーカーBOX(エンクロージャー)を制作しました。
今回は10cmユニット用で7リットルのバスレフタイプです。
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ホゾ加工が終わって仮組みしてみたところ
さて、前回と同じ物を制作してもアレなので、今回は色々と実験的なことを色々仕込みました。
と、言うことでこのBOXの内側は…

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エンクロージャー内部
見ての通り、内部補強に丸棒を追加しました。コレで大幅に箱鳴りが抑えられるようになるのではと期待。
(以前も補強はしていたのですが、この方法の方が少ない材で効果的と判断)
また、以前のエンクロージャーと異なり、木の組手方向も変更しました。
その理由は、以前のものは木の収縮に対する遊びを前後バッフル板に施していたためです。
いくらしっかり留めているとはいえ、収縮に対応する遊びは前後バッフル板から遠い場所の方が良いと判断しました。
具体的には前後バッフル板と天板、底板の木目方向を合わせることで全体が伸び縮み出来るようにして遊びをなくしています。
この場合、側板の伸び縮みに天地板が対応できないようになってしまうため、側板と前後板で強固に包んでしまうことで抑えこみました。
最初は天地板の後ろにわずかに遊びをつけようかと思いましたが、収縮に対し最も小さく組手の方向で対応できると判断。
(この説明で分かるんじゃろか(-_-;))
とにかく、無垢の欠点である収縮を木目の向きと組手の方向でカバーし、限りなく遊びがない状態のBOXに仕上げました。
コレでしばらく使用し、割れてくるようだったら次の制作に活かすことにします。
そして、当店のスピーカーと言えば定番の木のダクト
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バスレフ用ダクト
最初は本体と同じタモで制作したのですが、粘りがなく導管が太すぎたため、モソモソになってしまったうえ、導管から空気が抜けそうだったので、ケヤキで作り直しました。
ちなみに今回のユニットは、前から使ってみたかったウッドコーンのフルレンジです。
*完成品は後日、展示が終わって帰ってきたらまたブログに掲載します♪
今週末から富山県高岡市で開催の『タカタンゴ展』に出店しますので、ご興味のある方は是非足をお運び下さい。
なお、今回はできるだけ沢山の方に気軽に普段聞いている音楽を聞いてもらうため、アンプにiPodやiPhoneが接続できるようにしておきますので、是非お持ち頂いて、好きな曲を聞いてみてください。
『タカタンゴ展2011』詳細
期間・10月29日~11月6日(初日は12時から、最終日は16時まで)
場所・富山県高岡市末広町39『画廊・七本杉』
*駅から徒歩5分
電話番号・0766-22-0338

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