先月の銘木市で仕入れた、キハダの杢板のご紹介。
全長2mくらいのキハダ
(工場内に入れたしまったので写真に収まりきらなかった)
かなりいい杢が出てますが、根曲がりで木目を切っており白太も多いためこのまま乾かすと大きく反ってしまう材なのですが、当店のように小物を作るには丁度良かったので仕入れました♪
さて、こちらのキハダ、先日ブログで紹介した4月の銘木市で見つけたキハダと見比べると非常によく似ています…
左:4月の銘木市にあったキハダ
右:仕入れたキハダ
銘木市に出ていたキハダは3枚で、写真左側の板と仕入れた板の木目がよく似ていることから、共木(同じ木)だということが分かります。
キハダの原木を切った際に、当店が仕入れたのが一番外側でその2〜4番めが市に並んでいた材だったみたいです。
もちろん同じ板なので杢の出方も同じ感じ↓
しっかりと細かい杢が出ているのが分かります。
なお、色が違うのは日焼けによるもので、当店が仕入れたキハダも表面を削ると黄色い肌が出ます。
ちなみに、キハダは名前の通り、黄色い肌が特徴の木で、皮をめくると中は真っ黄色。
この黄色い部分は、非常に苦く殺菌作用のある成分が含まれており、漢方薬にも使われているので、試しに舐めてみたら凄く苦かったです(^_^;)
(皮だけみても縮杢が出てるのが分かります…)
仕入れたキハダはまだ生の状態でこれから製材して乾かしていくので、ものになるのは当分先ですが、今から楽しみです。
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