トチの縮杢のスポルテッド

木のボールペン木の紹介

倉庫の片隅に雑多においてあった材をよく見たところ、トチの縮杢だったんですが、いわゆるスポルテッドだったので紹介。

スポルテッドとは、樹木が傷ついた際に雨水等と共に侵入した菌やカビによって出来た帯状の黒い筋のことです。

人によっては自然にできたこの黒い筋が面白いということで好まれる場合もあり、特にメイプルのスポルテッドが有名でギターのトップに使われたりしています。

ただ、このスポルテッド、たしかに面白いのですが、筋の出ているあたりは菌に侵食されてフケている(もろくなっている)わけで、元々固いカエデならまだしもトチ程度の硬さだとモサモサになってしまう場合がほとんどなんですね。
こういった材は親父はまず買わないので、多分何かのおまけか大盤の切れ端で手に入れたけど、使わずに置いてあったんだと思います。

木口を見ると模様の入っている感じと、材自体の色が黒い筋を境に白っぽいのと赤っぽいのに別れているのが分かります。

また、導管を通って侵食するためか、しっかりと縮杢にそって黒い筋も波打ってますw

材全体で見るとそれほど大きな範囲にスポルテッドが入っているわけではなく、幸い加工に耐える強度はありそうなので、後日少し切ってペンにしてみたいと思います。

コメント

  1. 鐸木 一美 より:

     11月に上田鹿教温泉をを訪ねる予定です、上田にも販売店があればよいのですが息子の妻がキャリアウーマンなので贈るつもりです。

    • kazu より:

      鐸木さん
      ご検討ありがとうございます。
      ただ、申し訳ありませんが上田には販売店はございません。
      もし長野市まで行かれるようでしたら、長野市の東急ハンズに少しですが販売していますので、ご検討ください。

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