少し遅くなりましたが、一年で一番大きい全国優良銘木展示即売会(全銘展)が開催されたので、今年も見に行っていました。
前情報では、コロナの影響で通常月の出品が全体的に少なかった反動で出品量が非常に多いとのこと、実際行ってみたら圧倒的な物量でした。
紅木(コウキシタン)
入口入ってすぐ目に飛び込んできたのがこちら。
他の大きな材に埋もれつつつ、異質な存在感のこちらはインド産の『紅木』。
名前の通り赤く、シタンのような肌目と光沢の硬い材です
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花梨の瘤
色が浅いですが、中々立派な感じでした。
クラロウォルナット瘤
こちらは場所によりけりなところもありますが、良さげなものもありました。
巨大なブビンガの一枚板(元テーブル?)
遠目になんだか変な杢があるなぁと近づいていったところ、溝が掘ってありました。
溝に関係なく照りのある立派なテーブル?でしたが、一体どんなところで使われていたのか気になりますね。
ブビンガの瘤付きの板
この状態だとなんだか可愛いですね。以前仕入れたアカシアの瘤もこんな感じでした。
ちなみに当店にもブビンガの瘤があり、加工した感じだと見た目は本花梨の瘤に似ています。違いは重くて匂いがないところ、あと割れやすいんですよね…
屋久杉杢
おそらく土埋木か切り株を引っ張り出したものだと思われますが、すごくきれいな杢でした。
高齢級スギ生木
令和元年に屋久島で発生した豪雨被害の復旧工事にて支障木として伐採生産されたスギになります。
御存知の通り屋久島のスギは現在全面伐採禁止となっており、新たに出てくるものは朽ちかけの土埋木(禁止になる前の切り株や当時持ち出せなくて長年放置されていたもの)でしたので、生木の出品は初めて見ました。
(屋久島産ではありますが、樹齢1000年までは行かないので、狭義の上では屋久島小杉となります。)
黒柿コーナー
原木も製品もそれなりの量出ていました。ただ、当店のような小物用となってくると模様の細かいものが必須となり、中々これはというものが出てきません。
奥の方に孔雀杢の出ている柱材がありましたが…値段もすごいことになっていてとても手が出るようなものではありませんでした…
まだまだ沢山の材がありましたがきりがないのでこの辺で。
一年で一回、日本で一番大きな木材市はある種お祭りのような感じ。
仕事ですので、当店で作るものに合ったものを膨大な木材の中から選ばなければいけませんが、様々な材が見られる楽しい一日でもあります♪
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